※ 当サイトでは記事内にプロモーションを含んでいます
宿坊に泊まって戸隠を満喫しよう!

 戸隠神社周辺には、「宿坊(しゅくぼう)」と呼ばれる宿泊施設が数多く軒を並べています。

 宿坊では伝統的な精進料理に加え、戸隠そばや信州牛や信州サーモンといった長野ならではの料理を味わうとともに、朝拝などの寺社文化を体験することも可能です。

詳細はこちら

戸隠のおみやげといえば竹細工 コーヒードリッパーが有名です

スポンサーリンク

そばと神社で有名な戸隠ですが、有名なのはそれだけではありません。

戸隠では「根曲がり竹」を使って職人さんが一つ一つ丁寧に編み上げた竹細工も有名で、戸隠神社中社周辺では何軒かの竹細工店が軒を並べられています。

 

戸隠の竹細工は「根曲がり竹」を使用しているのですが、「根曲がり竹」は真竹に比べて強く、同時に柔軟性があることから、これを使って作った竹細工は壊れにくいと言われています。

9年連続でミシュランの星を獲得している東京両国にある有名なそば店「ほそ川」でも、戸隠で作られた「そばざる」を愛用されているそうです。

 

そんな戸隠の竹細工ですが、職人さんが一つ一つ丁寧に編み上げていることもあり、少々お値段は張りますが、大切な人へのおみやげとして、あるいは普段頑張っている自分へのご褒美として、気に入った作品を探してみるのも楽しいものです。

コーヒードリッパーが有名

戸隠の竹細工は、テレビなどでもしばしば取り上げられますが、必ず登場するのが井上竹細工店の「コーヒードリッパー」です。

あるときBSの番組で井上竹細工店が作られた「コーヒードリッパー」が番組内で紹介されたときは、新規注文の受付を停止せざるを得ないくらい、反響があったそうです。

 

一般的なコーヒードリッパーには、リブといわれる突起があり、このリブのおかげでドリッパーとフィルターの間に隙間ができて、そこからコーヒーが落ちるようになっています。

ところが井上竹細工店のドリッパーは、編み目一つ一つがリブの代わりを果たします。

またその編み目が非常に細かく作ってあることから、少しずつしか沁みださず、ゆっくりしかコーヒーが落ちていきません。

その結果、時間を掛けて抽出することになり、甘みが増して、まろやかな味を愉しむことができます。

材料は職人がとってきた「根曲がり竹」

戸隠の竹細工には、戸隠周辺で採れる「根曲がり竹」が使用されています。

その「根曲がり竹」は職人が山に入って採ってきて、半年以上かけて乾燥させたものを使っています。

 

採ってきた「根曲がり竹」は、なたを使ってまず4つに割ります。

そして「ひご通し」という鉄板に穴が開いた道具に何度も通すことによって、竹ひごを作ります。

その竹ひごを戸隠独特の編み方で編んだものが戸隠の竹細工になります。

3つの編み方でできる「そばざる」

戸隠でそばを食べると必ずといっていいほど、戸隠竹細工の「そばざる」でそばが提供されます。

この「そばざる」ですが、よく見ると三種類の編み方が駆使されているのがお分かりいただけますでしょうか。

中心部分は網代編み

「そばざる」の中心部分は網代編み(あじろあみ)という編み方で編まれています。

この部分は底になる部分で、二年目の硬い竹を三本ずつ束ねて、縦横規則的に編まれています。

その外側は七回し

網代編みの外側は、七回しという編み方で編まれています。

この部分はざるに強度としなやかさをもたせる重要な役割を果たしています。

材料は一年目のしなやかな竹を使って編みこんでいきます。

そうすることで、網代編みの骨組みが放射状に開いてくるので、それを全体の骨組みにしていきます。

一番外側はざる目編み

七回しの外側はざる目編みという編み方で編まれています。

この部分は二年目の硬い竹で編まれており、骨組みを上下交互に編んでいきます。

 

そして最後に乾燥させた竹の輪をふちに付けて、竹の皮を巻いて「そばざる」が完成します。

 

このようにして職人が丁寧に編み上げた「そばざる」だからこそ、大切に使えば一生使うことができるのです。

バスケットなどさまざまな竹細工がある

戸隠の竹細工は、「そばざる」だけではありません。

幾何学模様に編みこまれた美しい楕円のかごや、猫つづら、手提げバッグなどもあります。

 

「そばざる」もそばを食べるときだけではなく、焼きたてのパンや季節のフルーツをのせてテーブルにだせば、おしゃれなテーブルに早変わりします。

 

戸隠では昔からある民芸品ですが、おしゃれに使いこなせば、きっとテーブルが華やぐと思います。

類似品に注意!

お店によっては、よそで作られた竹細工を比較的安価に置いているお店もあります。

でもせっかくなら戸隠の職人が作った竹細工をお買い求めください。

戸隠の職人が作った竹細工には、以下のシールが貼られていますので、このシールを確認していただければ間違えることはないと思います。

竹細工体験も可能!

戸隠の原山竹細工店では、竹細工の体験を行うことが可能です。

コースは一輪挿し、フォトフレーム、かご(小)を作る3つのコースが準備されており、所要時間はコースによって1時間から3時間程度となっています。

 

興味がある方は、原山竹細工店に問い合わせてみてください。

戸隠の竹細工店

井上竹細工店

コーヒードリッパーを作られているのは、井上竹細工店です。


  • 電話番号:026-254-2181
  • 住所:長野市戸隠中社3416

原山竹細工店

井上竹細工店の向かいにあるのが、原山竹細工店です。

  • 電話番号:026-254-2098
  • 住所:長野市戸隠中社3393

江戸屋

中社から近いのが江戸屋です。

  • 電話番号:026-254-2116
  • 住所:長野市戸隠中社3502

手力屋

井上竹細工店より少し先(宝光社方面)にあります。

  • 電話番号:026-254-3004
  • 住所:長野市戸隠中社3414-3

戸隠竹細工センター

奥社参道入口近くにあります。

  • 電話番号:026-254-2947
  • 住所:長野市戸隠3694

コメント