戸隠神社 一の鳥居苑地 ここから始めるのが正式な参拝です

長野市街より戸隠バードラインを通って戸隠方面に向かうと、大座法師池へ出ます。そこから2.5kmほど進んだところに戸隠神社の「一の鳥居苑地(いちのとりいえんち)」があります。

戸隠神社 一の鳥居苑地の場所

長野市街より戸隠バードラインを通ってくると大座法師池に出ますので、道なりに進みます。

大座法師池を過ぎて戸隠方面に2kmほど走るとゴルフ場である「長野カントリークラブ」の看板が見えてきます。

「長野カントリークラブ」の看板を過ぎて少し行くと、右手に「一の鳥居苑地(いちのとりいえんち)」の駐車場入り口が見えてきますので、対向車に気を付けて、駐車場に入ってください。

戸隠神社 一の鳥居苑地の駐車場

一の鳥居苑地(いちのとりいえんち)の駐車場は無料駐車場で、利用時間等の決まりもないことから24時間利用可能です。

一の鳥居苑地は、飯綱山の登山口にもなっており、登山される方で駐車場が一杯になることもあります。

ただし、かなり広い駐車場ですので、工夫して停めれば、車を停めれないということはないと思います。

一の鳥居苑地(いちのとりいえんち)

トイレ

駐車場にはトイレも設置されています。

もしこの後、戸隠古道(とがくしこどう)をトレッキングする予定なら、しばらくトイレがありませんので、ここでトイレを済ませておくようにしましょう。

駐車場からの道順

戸隠バードライン(県道506号線)のすぐわきに、一の鳥居に続く戸隠古道(とがくしこどう)があります。

車が入らないようにチェーンが張られていますが、徒歩で入る分には全く問題ありません。

チェーンの先を進んでいくと、ゆるやかな上り坂になります。

上り坂を上りきると、一の鳥居跡です。

一の鳥居跡(いちのとりいあと)

この場所には古くから戸隠神社の神領(しんりょう、神社の領有地のこと)への入り口として、一の鳥居が建てられていました。

寛政年間(1789年ごろ)に当時の別当(寺務を統括する僧職)である尭瑢が木製の鳥居が朽ちやすいことを憂いて、石造りの鳥居を建てました。

ところがその後、弘化四年(1847年)の善光寺地震(※)で倒れてしまい、現在は当時の石材や基礎が残るのみとなっています。

※善光寺平を震源とする直下型地震で、推定マグニチュードは7.4だったと言われている

善光寺地震の後、大きな石材を集めるのが難しかったこともあり、約40年たった明治19年(1886年)になってようやく木造の鳥居が再建されたのですが、100年近く経った昭和60年(1985年)に倒壊の恐れがあったことから、それも取り壊されています(※)。

※鳥居には大きな(縦2.6m、横1.8m)の神額が掲げられていましたが、この神額のみ現在も戸隠神社で保存されています。

六十六部供養塔(ろくじゅうろくぶくようとう)

駐車場から緩やかな坂道を上ってくると一の鳥居跡が見えてくるのですが、一の鳥居跡の少し手前に六十六部供養塔(ろくじゅうろくぶくようとう)があります。

六十六部とは法華経を六十六部書き写し、日本全国六十六か国の国々の霊場に一部ずつ奉納してまわった僧のことを言います。

室町時代に始まり、江戸時代には、僧侶のほかにも、往来したと言われています。

この供養塔はいつ、どんな目的で建てられたものなのかは不明ですが、もしかすると満願結縁し、納経し終えた記念に建てた塔なのかもしれません。

 

なお供養塔の裏には「文化戌辰年五月吉日 是より戸かくし迄五十二丁(※)」と記されています。

※一丁は109mなので、五十二丁は約5.6km

戸隠古道(とがくしこどう)

一の鳥居苑地から宝光社(ほうこうしゃ)や中社(ちゅうしゃ)まで通じている道を戸隠古道(とがくしこどう)と言います。

昔の人は一の鳥居をくぐって、戸隠神社を参拝していたことから、余裕があるなら一の鳥居苑地から五社巡りを始められると良いでしょう。

多少のアップダウンはあるものの、県道沿いを歩く場所もあり、トレッキング初心者におすすめのコースです。

戸隠古道は地元の人たちによって定期的に草刈りなどメンテナンスされていますが、自然の遊歩道なので、虫もたくさんいます。

また近隣では熊の目撃情報などもありますので、戸隠古道を歩くときは、虫よけと熊鈴を忘れずにお持ちください。

戸隠古道を歩いて参拝する場合は、こちらの記事を見てください。

戸隠古道を歩こう①!一の鳥居苑地から祓沢(はらいざわ)まで
戸隠古道(とがくしこどう)とは一之鳥居苑地(いちのとりいえんち)を起点とする戸隠参拝古道のことを言います。 古(いにしえ)の時代の人々も歩いた巡礼の道「戸隠古道」を歩いて、戸隠の歴史と文化、大自然を体感してみませんか? ...

丁石(ちょういし)

戸隠古道(とがくしこどう)には一丁(109m)ごとに丁石(ちょういし)と呼ばれる道標が置かれています。

昔の丁石は持ち去られたり、雪で埋まってしまったりして、残っているものは少なく、多くの丁石は新たに設置されたものとなっています。

なお一の鳥居跡を少し過ぎたところにスタートとなる道標が置かれています。

これには「従是中院神前迄五十三丁」と記されています。

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