戸隠神社 中社周辺には十件以上のそば屋が軒を並べています。
その中でも仁王門屋は、50年以上営業を続けている戸隠そばの名店のひとつです。
入り口に二体ならぶ仁王像が目印です。
店内には静かにヒーリングミュージックが流れており、落ち着いた空間でいただく戸隠そばを味わってみてください。
お店の基本データ
仁王門屋は夕方17:00まで営業されています。
戸隠のそば店は、15:00頃には閉店してしまうところも多いので、遅い時間でも利用できるのは助かります。
またテラス席が2席あり、テラス席はペット連れでも利用できるので、ペット同伴の方にとっては助かります。
なお営業期間は4月下旬から12月中旬となっており、冬季中は休業されていますので、注意が必要です(冬季中は斑尾高原にあるホテルタングラムで営業されています)。
店名 | 信州戸隠そば処 仁王門屋 |
住所 | 長野県長野市戸隠中社3419 |
電話番号 | 026-254-2244 |
営業時間 | 10:30~17:00 |
定休日 | 金曜日 |
座席数 | 50席 |
個室 | なし |
禁煙 | 完全禁煙 |
駐車場 | あり(詳細は以下の駐車場情報をご覧ください) |
お店までの道順
仁王門屋は中社から400m、徒歩5分ほどのところにあります。
バードラインを宝光社方面から中社方面に走ってくると、途中昭和シェル石油 戸隠SSが見えてきます。
そのまま中社方面に200mほど進むと、左手側に仁王門屋の駐車場が見えてきますので、注意して駐車場へ入るようにしてください。
駐車場情報
仁王門屋では普通車13台分の駐車スペースが用意されています。
駐車場が狭いので、注意して利用するようにしてください。
車を斜めに停めることになるので、入り口から入りそのまま停めると前向き駐車になります。
でも車を出すときに、両側に車が停まっていると、苦労することになるので、可能であればバックで駐車するようにしてください。
お店のメニュー
お店のメニューは以下のとおりです。
そばだけではなく、戸隠で採れる山菜や野菜、きのこも楽しんでいただきたいので、おすすめは、天ざるか仁王様そば(いわゆるぶっかけそば)です。
いろいろなつけ汁を楽しみたい方は、つけ汁が3つ(普通のつけ汁、ゴマクルミ、いくさ(エゴマ)の3つ)付いた三味そばも良いと思います。
また信州の地酒を楽しむことも可能です。
車の運転をしない方は、地酒を楽しむのも良いと思います。
そばの評価(総合★★★☆☆)
この日は天ざるをいただきました。
そば(★★★☆☆)
そばは、戸隠では定番の挽きぐるみそば(そばの甘皮を一緒に挽いたそば粉で打ったそば)で、そばの風味を感じることができます。
またやや太めに切りそろえられたそばは、コシをしっかり感じるそばに仕上がっています。
そばは、ぼっち盛り(戸隠そば特有の盛り方で、馬蹄形にそばを盛る盛り方)で提供されます。
ぼっち盛りでは、切れたそばなどは除かれることになるのですが、これは戸隠そばが神様へのお供え物であったり、おもてなしの料理であることに由来します。
ぼっち盛りでは、冷水のさらした後、水はあまり切らずに提供されるのですが、これは食べている途中でそばが乾燥しないようにするためです。
人によっては水っぽいと感じることがあるかもしれませんが、これが戸隠スタイルです。
そばつゆ(★★★☆☆)
仁王門屋のそばつゆは、鰹出汁の風味を強く感じるそばつゆです。
一方でかえしは、やや弱めなので、そばの風味を殺すことなく、さっぱりとそばを楽しむことが可能です。
そばの風味を楽しみたい方には、あまりそばつゆに浸しすぎないようにするのがおすすめなのですが、ここのそばつゆならしっかりそばを浸しても、そばの風味を損なうようなことはないと思います。
また薬味は、おろしとわさび、ネギが添えられています。
最初は薬味を使わずに、そばとそばつゆの相性を楽しんでいただきたいのですが、味に変化を加えたいときは薬味を使ってみてください。
天ぷら(★★★☆☆)
天ぷらの具材は季節によって変わります。
この日の天ぷらは、えび、さつまいも、ピーマン、なす、かぼちゃ、スナップエンドウ、しめじの7種でした。
衣は薄衣で、サクッとした歯ごたえが楽しめる天ぷらに仕上がっています。
また天ぷらには天つゆも付いてきます。
天ぷらの油でそばつゆを汚したくない方でも、安心して天ぷらを食べることができます。
サービス(★★☆☆☆)
仁王門屋では、お茶と一緒に季節のつけものを提供してくれます。
この日はキュウリのしょうゆ漬けをいただくことができました。
お腹を空かせて、そばが提供されるまでの時間を待っているのもつらいので、こういったサービスはありがたいですよね。
またそばには、小鉢が付いてきます。
この日は、茹で野菜のごまくるみ和えをいただきました。
地元で採れる野菜を使った小鉢をいただけるのは、良いサービスだと思います。
伺った日は、店内はそれほど混雑していなかったように思うのですが、店員さんたちは忙しそうにされていました。
そのせいか、そば湯がなかなか出てこず、店員さんにお願いして、ようやく出していただきました。
他のテーブルでも注文したものが出てこないのか、督促されている声が聞こえていましたので、店内が混雑している時は、注意が必要かもしれません。
値段(★★☆☆☆)
この日注文した天ざるは、1,720円とそれなりの価格です。
戸隠で天ざるを注文すると、1,500円を超えることが多いのですが、1,720円はかなり強気な価格です。
天ぷらは7種もの具材が楽しめるようになっていますので、この価格は、仕方ないのかもしれません。
なお毎月20日は「仁王の日」で、通常1,720円の仁王様そばが二割引きでいただけるようです。
この日を狙って、伺うのも一つの方法ですね。
おみやげ
レジ横に持ち帰り用のそばなど、おみやげがたくさん並んでいます。
自宅でも仁王門屋のそばを楽しみたい方は、これらのおみやげ用のそばを買って帰ると良いかと思います。
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